キサラギ
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雑記
「キサラギ」という映画がある。2007年に公開された邦画です。
あらすじをざっくりいうと、一人のアイドルの死の真相を巡るミステリー映画。多少コメディもありそこまでシリアスなものではない。
この映画。はじめて観て、観終わった時、感嘆した。
まず、シーン。
おおよそ99%は、舞台となる一室で撮られている。
次に、出演者。
小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雅、香川照之。まあ映画なら普通のキャスティング。かと、思いきや、こちらも98%はこの5人で仕上げてる。他に出てくるといえば、亡くなったアイドル。でも、顔は出ない。ラストにちょろっと宍戸錠。贅沢な宍戸錠使いだ。
んで、肝が”伏線”。
これには、ちょっと驚きましたね。いうなれば、前半部分の半分くらいは伏線で出来てるんじゃないかなってくらいの伏線スパム。伏線を張る映画って珍しくないですが、しっかり回収できていなかったり、張り方が下手だったりで…うーん…なこと多々ありません?「キサラギ」は全然、んなことねぇ!伏線張ったら、必ず回収!この伏線は読めた…と思わせておいて、更なる展開!伏線の張る量もさることながら、回収の仕方もテンポもタイミングも絶妙です。この緻密さ、他に類をみないんじゃないですかね。
書いてたら久々に観たくなってきた。
未見の方は、是非ご覧ください。
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