リンクフリー
公開日:
:
雑記
インターネット上にはページからページへ移動するための手段がある。特定の場所をクリックすることで別のページに移ることができる。その特定の場所がリンクだ。
リンクフリーとは、別なサイトから断り無くリンクを張っても良いですよ…という許可。Googleはリンクフリーなので、コクシネロのwebサイトからGoogleにリンクを断り無く張っても良いという寸法だ。
日本では「リンクを張る場合は、管理者に許可を得ないといけない」という通念が前提にあるので、こういった言葉ができた。だから、外人に言っても通用しません。
今でこそ、リンクフリーは当たり前、許可も報告も必要ないっていうインターネット本来の理念が、日本のweb管理者の間でもコンセンサスとなってきたが、数年前までは「リンクは許可制」が当然で、正義だった。一応、コクシネロwebサイトの「サイトポリシー」のページでは、リンクフリーを謳っている。が、こう明記すること自体が馬鹿らしい。日本では、ほぼ形式的になってるが、悪習でしかない。だいたい、インターネット上で「日本では」とボーダーを引くこと自体もナンセンス。
リンクで一年ほど前に、日本経済新聞のwebで問題になったことがある。個別記事へのリンクを禁止したのだ。あまつさえ、違反者には損害賠償を請求ときた。なにをかいわんや、開いたマウスがクローズしなかった。思いきり空振りしたような時代錯誤。地位も権威も歴史も影響力もある新聞社の人間がインターネット理念を理解していないなんて残念に思う。まあ、日経の本旨をざっくり言ってしまうと、「トップページの広告を表示してから個別記事にアクセスしろ。そうすれば俺達が儲かるから」なんですけどね。そんな広告モデルすらも時代遅れってことにも気づいていない、何とも残念な感じである。さらに突っ込むと、Googleで検索すると、当たり前のように個別記事にリンクが設置されている。Googleのロボットは、そのページを世界の人たちに見てもらえるように補助しただけだ。それでも賠償を請求するのかな。今のところしてないみたいだけれど。
そもそもwebに公開されている時点で、万人が目にする機会を与えていて、目にされることが第一歩であるはずなのに「リンクを張るな(=ユーザーが目にする機会を減らせ)」とは。インターネットを閉鎖的にしてどうするんだろう。(頭が)カッチカチやで!!インターネットの理念やコンセンサスを真っ向から否定しているって気づかないのだろうか。悪質なリンクがあるのも分かるし、それぞれのビジネスモデルがあるのも分かるし、サイトは所有物だからルールは自由というのも分かる。ならば、好き勝手できる媒体でページを作れば良いじゃないだろうか。
インターネットじゃなくて、チラシの裏にでも書いておけばいい。
※ちなみに、リンク設置における許可には法的根拠はない。
関連記事
-
特殊(かもしれない)
3つのことをもってして、プロフィールビデオ制作ってちょっと特殊かも…って思います。 「オーダー
-
アップル社CEO スティーブ・ジョブズ 辞任
ご存知の方も多いかと思いますが、先日、MacやiPadなどで有名なアップル社のCEOスティーブ・ジョ
-
本日の、伝えたいこと。
本日、僕はひとつ伝えたことがある。画面の前のあなたに。 「お好み焼きソース+マヨネーズ+青のり
- PREV
- 東日本大震災に伴う結婚式参列の意識調査
- NEXT
- 低価格と適正価格