スマートフォンのガラパゴス化

公開日： 2011/05/11 : 雑記

MM総研の調べで、OS別の出荷台数シェアではAndroidが57.4％となり、iOSが37.8％を逆転して1位となった。
(ソース：http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Research/20110511/360209/)

当然っちゃ当然ですね。Androidの提供先が数十機種に対し、iOSはiPhoneとiPadのみですから。しかし、逆にAndroidのウィークポイントはそこにあり、アップデート問題が取り沙汰されてますね。

「汎用的に高機能」ってやっぱり難しいのでしょうね。例えば、F1ならF1用のエンジンがあるわけで、エンジン・車体ともに最適化されている。iOSも同様で、iPhoneやiPadと共に最適化されている。だから高い技術が導入されつづけている。Androidは色々な車体に合わせなきゃならないエンジンみたいなもので、泣く泣く削らなきゃならないという機能もでてくるのは至極道理。無理に高い技術をアップデートしようとするから、最新機種だけしか最新バージョンのアップデートが受けられないという事態に陥る。

それでも、何とかそういった問題を解消しようとする動きが出てきたみたいです。
Androidの開発を促進するための団体「Open Handset Alliance」に加入している各社が、新しいバージョンのAndroid OSがリリースされた場合、旧機種端末をどれだけ迅速にアップデートするかのガイドラインを策定するために協業することを発表した。
(ソース:http://gigazine.net/news/20110511_google_android_update/)

しかし、参加企業はVerizon、HTC、Samsung、Sprint、ソニー・エリクソン、LG電子、T-mobile、Vodafone、Motorola、AT＆T。日本企業は軒並み静観という自体。日本の携帯はガラパゴスといわれ、そこから脱却するためにスマートフォン参入を目指したはずだったのに。また孤島の孤立した技術で終始してしまうのか。